平成26年度県協会「安全推進講習会」報告
平成26年6月 群馬惑惑倶楽部
安全委員 三井 千大
主旨 平成20年度より「安全推進講習会」の受講がチーム登録必須要件になっております。
またその講習内容をチーム内に伝達する事も指示されておりますので 本年度
講習会の受講概略を下記致します。
記
1.主テーマ 「ラックでの安全対策」
(1)医務編 講師 篠崎先生
@日本における頸椎損傷の現状(2008〜2011年) 総計22件 内8件ラック起因
A頸椎損傷時の状況 頭を下げ頸部が屈曲した状態での「ラック形成」「ラック突入」
「後続プレーヤーの押込み」等。いずれにしろ頭が肩・腰より低い体勢でラック形成・参加
の状況が多い
Bラックの正しい姿勢 アライビングプレーヤーは「頭と肩は常に腰より上」サポートプレーヤーはチームメイト
に「バインドして前進」要は頭を下げて入ってはならない
Cラックでの頸椎損傷予防 頭と肩は常に腰より上に位置させてラックに参加 相手を視ない
でラックに参加しない またレッグドライブ出来る状態で入ること
D競技規則の遵守(競技規則序文抜粋)「規則を遵守し自分自身と他のプレーヤーの安全に
留意する」「身体的かつ技術的に準備し安全に参加する」「指導者は競技規則を遵守し
安全にプレーできる様責任を持って育成すること」を常に意識すること
(2)スキル講習 講師 森田先生(関東学院)
@安全な姿勢の考え方
低いプレー ≠ 良いプレー 正しい姿勢(低いプレーが良いプレー正しい姿勢ではない)
正しい姿勢 = フィジカルと連動した安全な姿勢
A判断プレーの重要性を指導
判断する為には 前を見る⇒ヘッドダウンしにくい⇒危険回避しやすい
(判断なしは 前を見ない⇒ヘッドダウンしやすい⇒危険回避できない)
要は 判断に姿勢の意識を入れる指導をしなさい と言う事
B判断が少ない事で増える可能性の危険なプレー
地面に首を支点にしたスクイーズの姿勢でのボールリリース⇒危険な姿勢でのボディコントロール
タックラーと頭部を打ち付けるような姿勢での突進⇒判断を放棄した危険なコンタクトプレー
ヘッドダウンした姿勢でのボールキープ⇒継続を重んじるあまり自分の安全を放棄する判断
相手とコンタクトする前にスクイーズの姿勢をとる⇒タックラーとの判断を放棄した危険なプレー
ラックに参加したサポートプレーヤーがヘッドダウンしてステイしている姿勢⇒参加姿勢の判断が不適
C判断の参考例
タックラーに対してフットワークで芯をずらす。ボールリリースの動作はまず自分の安全を判断するプレー
サポートプレーヤーはラック参加時にヘッドアップして判断出来る姿勢及び状況に応じて前進を選択
以上 記載内容は受講説明および配布資料に依るもの。(一部不鮮明なところもあるがご理解乞う)
2.受講登録証及びその他
*本講習には 安全委員三井・神保が参加。受講登録番号 10-14安推- 002 を交付され受領した
*本講習内容をチーム内伝達要。群馬惑惑倶楽部ホームページ記載と試合前 練習時に適宜行った。